猫のごはんを手作りにしている方には、振り切れんばかりに首を縦に振って同意していただけると思うのですが、
カリカリを開けたときのあのニオイといったら、、、%&*”#¥$!!!
我が家ではこの十数年、家でカリカリの袋を開けたことはありません
ですが、教材として使うためときどきあのニオイを嗅ぐことになります
猫の嗅覚って人間の数万から数十万倍だそうです
一つには、あのカリカリのニオイがどれだけ嗅覚を刺激してんだってこと…
もう一つは、それだけ強烈にしなければ餌として食べてもらえないかってこと…
考えれば考えるほどなかなかにシュールな世界です
そうはいっても、こうした加工フードは非常食として必要かもしれませんし、食事の幅を狭める必要もありませんから、我が家でもたまに与えることがあります
あくまで、緊急時には食べられた方が良いだろうというだけで、それほど重要視しているわけではありません
(誤解のないように言っておきますと非常時の備えはちゃんと考えてあります)
(そしてカリカリは我が家では猫の食べものとして認識されていませんので与えることはありません…すみません)
さて、我が家では完全自然食育ちの猫がいます
乳飲み児の頃に親猫から離れてしまえば、食のことを教えるのは人間ですから、当時は自然食に則り”猫ごはん”というものを教えたわけです
その中で、ウェットフードに慣れさすというのがあります
正直、カリカリは食べられなくても何の問題もないのですが、食欲不振や食廃絶など病気の時にはウェットは少しぐらい食べてくれた方が良いと思うからです
自然食育ちの猫たちの最初の反応ですが、全員トンズラ!!!見事!です
しかも半分ぐらいは鼻をふんふんしてすぐに飛び退くという反応をしました
いやぁ、それはそれはびっくりするよね…(主にニオイに)ww
実際のところ、どんなにこれを口に入れても大丈夫だからと教えても、いまだにウェットをトッピングすると逃げてしまう猫もいます…
ですが、ほとんどの猫は少しずつ少しずつ慣れていきます
ウェットの良し悪しは抜きにして、このように猫が食べて矛盾のないものについては、常日頃、食べられるようになるようちょこちょこ学習させています
以前、ジュニアが10年経ってグリーントライプを食べるようになった!とご報告しましたが、猫を適切な食事に慣れさせるのもやはり学習なのです
つまり、ジュニアはある日突然、なんの前触れもなくグリーントライプを食べるようになったわけれはなく、実はローテのたびに食べる〜?食べないよね〜(笑)って何度も何度もトライさせていたわけですww
食べないのなら食べさせなくても…、という考えがあることも理解しています
ただ、食べないのはそれを食べられるものと認識していないから、ということもありますので(←これについても以前記事にしましたが)、
わたしとしてはせっかく猫にとって適切なごはんを知ったのであれば、その中で食材の幅を広げてあげるのは良いではないか〜と思っています
だって、食べられるようになると楽しいですし♡
今日の記事の写真ですが(↑記事の上部にあるもの)、
今回、無料提供しているフードの記事のために作成したHP用のものです
写真の猫はラムネといい、完全自然食育ちです
カリカリもウェットも実は食べたことがない、飛び退き逃げる猫ですww
もし彼女にカリカリを見せたら、写真のような反応をするだろうと思い、我ながらおもしろいコラージュ写真になったと思っています
本題から少し逸れてしまいましたが
確かにラムネはウェットも食べませんので、いろいろ心配になり…ということは、もちろんまったくありません
その代わり?に、かつお節やフリーズドライは大好きになりましたし、最近はナチュラルチーズも食べるようになりました
自然食の猫たちは、肉や魚しか食べていないようなイメージを持っている方がいるとしたら、それは大きな誤解なのです
慣れとはよくいったもので
食べられると分かった瞬間から、音がしただけで「アレ出てくるの!?」と期待を込めた反応まで返してくれます
ん?それって市販フードでも同じような現象が起きますよね
そう、ごはんの内容なんて慣れの問題だったりもするのです
こうじゃなきゃいけないんだ!!なんていうのは本当にありません
あるのは、もうくどいほど言っている「基準」を持つことだけで、それだけはないといけません!
でも、そこをキチンと理解していれば大丈夫なんです
皆さんも(多くは自然食実践の飼い主さん)もう少し肩の力を抜いてください
猫たちに食について楽しく学習してもらうには、な〜んて考えながら工夫をしてみると良いと思います
一番は飼い主さん自身が楽しいと思う気持ちですから♡
<慣れとはよくいったもので>
・猫が食べて良いもので、食べて欲しいと思ったら、何度でも繰り返しトライすること
だって食べていいんでしょ?食べられるものなんでしょ?だったら躊躇する必要は
どこにもありません^^
・自然食はお肉だけが素材ではありません
・食事は学習、猫に教えるのは飼い主さん
・カリカリやウェットがなくても実は生きていける
・猫の嗅覚は人間の数万〜数十万倍ある ←けっこう重要と思います
・肩の力を抜いておおらかに ←笑うのが一番!ww